2024/05/13(月)異次元の音屋...改め、音の怪人の噺
具体的に技術は日々進歩しなければならない...のですが、
今回紹介するのはいつの間にかその技術的に大逃げをキめて、
最終的に大差をつけてしまった音の怪人のお話。
何やら地方放送局に凄いシステムが納入された。
具体的なプレリリースはこちら。今回はこのシステムの何が凄いのかをテキスト記述しています。
主に時間がない人かテキストベースで機能を見たい人向け。
1:天気予報原稿の自動取得+自動音声化
どこか(確かopenweathermap)から引っ張て来た天気予報情報を、
一定の時間になったら自動的に取得しVOICEVOXのAPIへと投げて、
音声化のち放送用のファイルとしてアップロードしてタイムテーブルに組み込む。
ここまでの作業が一切人の手を介さずに動きます。
これで自動的に天気予報の番組ができました。
1.5:災害情報の自動取得と自動音声化
上記の応用でこちらはある一定条件を満たしたら、
気象庁からデータ習得、あとはVOICEVOX経由で以下略。
こちらの方は割り込みも必要ですが、
ミキサーの機能をうまく使い自動的に放送中の音声を調整して速報も出せるように。
この機能も一切人の手を介さずに動きます。
本格的な対策とは行かないまでも繋ぎとしては十分です。
2:自動リクエスト番組生成
オンライン・リクエスター試験稼働中
動作サンプルとリリースノートは上に。
...確か、流した曲目に関しては自動的にログファイルとして記述してるとの噺だったので、
事前に管理団体へとちゃんと申請しておけば、少し面白い事が出来るかもしれない。
3:放送用ファイルをWEBにアップロードすると、自動的に放送番組テーブルに組み込まれる。
機能に関してはタイトル通り。ファイルさえあればブラウザと回線一つで番組更新が可能。
ラジオ技術部が日々裏で結構頑張ってる作業も自動的に。
開発者も「保守しきれる自信がない」と言う結構なキワモノが出来ました。
4:Windowsの自動再起動化と再起動時の各種放送用プログラムの起動チェック
前者はなんなりと。
後者に関してはもし起動してなければ、自動的にメールやメッセンジャーに通知が来ます。
でも...お高いんでしょ?
中の人の苦労と技術はさておいて、ハード面(PCやミキサー等)で見れば50万もいかない。本来なら1000万円もおかしくないレベルの事がこれだけのお値段できます。
...さて、さらに面白い話をここから。
これらが動いてるのがWindows上ですので、
動くWindowsのシステムさえあれば同じような仕組みが出来上がります。
ゆくゆくはクラウドベースで各種放送用プログラムを動かす...と言う更に『わけのわからないもの』が出来上がりそうです。
今後に期待。
おまけ
zabbixでちょっと間違えた使い方をしてみる。サーバ監視ツールでダムの様子を見るとか、zabbixの人は考えてなかったと想う。