2023/07/19(水)ふえーるさつきちゃん

昼間の炎天下で妙なテキストを思い浮かんだので、公開後悔。
『刀使ノ巫女』の...超短編二次創作。
脳内でイラストを起こすとそれなりに楽しめそうです。
2023年夏、あの時から幾重の時が過ぎたある日の事。
かつて親衛隊だった皐月夜見は鎌府寮の大浴場で悩んでいた。

まず一つ。
恩師である高津学長から「夏期補習の先生になって欲しい」と言う依頼である。
今の彼女は学長の徹底的な指導の元で勉学を励んだ結果、
国内有数の大学に主席とまでは言えないが、それに近い成績を維持しながら大学生活を送っている。
その学長の夏は出張で多忙との事なので、
かつての教え子で優秀な成績を残した彼女に白羽の矢が立ったと言う話だ。
学長からは学習要領や学習範囲は教えてもらったものの、
どこから手を付ければいいのかと、大浴場の湯に肩まで漬かりながら長考していたが、
ある程度考えがまとまったので、自室に帰って資料作成をする事を決めた。

そしてもう一つ、彼女には悩みがあった。
最近また...増えてきたのだ。
ある程度の年齢になれば頭打ちになると言う謎の伝聞とは裏腹に、まだまだ増えてきた。
先ほどの長風呂もそれに伴う諸々の調整も兼ねているのだが、
これ以上増えると、生活のほうに多少支障がでる。
このままだとまた...と思い、脱衣所に持参したメジャーを手に取った。
2ヶ月に1回のペースで3年間、手際よくメジャーを測量すべき部分に巻き付け、数字を目視する。
「...94...また、2cm増えましたか」
彼女のもう一つの悩みは、最近また胸囲が増えてきた事である。
今までの彼女ならばどうにか市販の店で買える程度の物で済んだのだが、
そろそろオーダーメイドしなければ間に合いそうにない。
このままサイズが合わない物で過ごすと身体にも負担がかかる事も経験済みだ。
それに関しての話題はあまり詳しくないので、どうしたものかと先ほどより悩んだが、
そういえば、長船のOBならその話題に詳しい人物がいる事を思い出したので、
明日にでもなんとかアポイントを取れば良いと言う考えに至り、
まずは学長に頼まれた夏期補習の資料作成に取り掛かることにした。

あとがき?

そういえば、糸見ちゃんは『成長性:S』らしいのですが。
大学生になったらどうなるのでしょう。気になります。