2023/07/12(水)カギとオヒトヨの『半ボツ』

今まで夏の茂伸には足繫く通っていたのだけど、
冬は初めてなので、そこそこの重装備でマルトチ前へ。
写真と見比べて、ここが正解だったと感じている。
予め連絡は入れておいたので、もうすぐ来るはずだ。
夕暮れに染まる街で水筒に淹れた紅茶を飲んでいると
二人の少女がやってきた...?

「"初めまして"おねーさん、沢井夏葉です!」
「沢井えみです!」
思わず飲んでた紅茶を吹き出しそうになるがこらえて、一気に飲み干し、むせる。
「ぇ、ご開祖ちゃんじゃないの?」
頭に疑問符だらけだが、彼女達は私の来訪を知っていて、
どうもご開祖ちゃんのいたずらだった、まったくもう。

少しだけ世間話してると娘さんがある一転を見つめてた。
写真の場所はかつて"むこうの"へと通じてた穴の場所。
私も少しだけ目を凝らして見ると、穴が見える。
娘さんは首を傾げて見つめるが、たぶんあれは違う。
財布にある優待券が光ってる...と言う事は。

「なっちゃん、この写真、ご開祖ちゃんに渡してきて」
写真の裏に走り書きをして、二千円と共に渡す。
「わかった、けどこれ本当にもらっていいの?」
「急ぎの用だからね、これはお給金」
少女達は納得すると急ぎ本社の方へと向かう。
そうして人払いをすると一人、穴の中へと侵入した。

あとがき?

07月12日は『ものべの』の妹ちゃん沢井夏葉さんほにゃらら歳の誕生日と思ったけど、
本来は07月09日でズレて覚えてたのでもう過ぎていた話。
これ自体は『まいてつ Last Run!!_ver2』を始める前に
アップロードするべく書いた文章なのですが、
色々と事情があって春にずれ込んだのと、
もう少し改良したらどうかと言う天啓を受けて半ボツに。
改訂版は下記のとおり。
https://twitter.com/isoplant/status/1639930698906861568